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「電車の実習 珍しい」 台湾の高校生、川越工業高を訪問

 川越市の県立川越工業高校を二十二日、台湾の高校に相当する国立二林高級工商職業学校の生徒ら三十六人が訪問。お互いに学校の歴史や特徴を紹介した後、川越工高の多彩な学習活動を見学した。

 二林校の生徒らは修学旅行で二十一~二十六日の日程で来日。日本の工業系高校と交流したいとの要望を川越工高が受け入れた。

 川越工高の生徒らは、同校が昨年、百十周年を迎えた歴史を持ち、県のマスコット「コバトン」やソニーの携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」、Suica(スイカ)の開発者が同校の卒業生であることを説明。二〇一五年に乾電池を動力にした自作電車で鉄道路線を走り、ギネス世界記録を達成したことも紹介した。

 この後、二林校の生徒らは川越工高の生徒が製作したミニ電車や四輪駆動の電気自動車(EV)に試乗したり、デザイン科の生徒によるシルクスクリーン印刷を見学したりした。

 二林校三年の陳泊安さん(18)は「日本が好きで三回目の来日。川越工高の電車の実習は珍しいと思った」と話していた。