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原発の燃料カバー溶接不良3万体

 全国の原発のうち、東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型原発で2012年以降、燃料棒を束ねた燃料集合体を覆う金属カバーに欠損が相次ぎ判明した問題で、原子力規制委員会は22日の定例会合で、関係する原発保有する6電力会社が、欠損の原因となったカバーの溶接に問題のある燃料集合体計3万2434体を使用していたとの集計結果を公表した。うち計325体で欠損が生じており、東電が最多の206体だった。

 各社から調査報告を受けた規制委は、欠損のあった部品が脱落する可能性は低く、仮に原子炉内などへ落ちても、燃料や制御棒の安全に影響が生じる可能性も低いとしている。